坐骨神経痛はストレッチで治る!

すぐにできるストレッチ

 

 

すぐにできるストレッチというのは、筋肉の緊張をほぐす狙いがあります。一般的にお尻や太ももの筋肉がコルことで痛みや痺れを発生させているのです。

 

まずは状態の確認のために腰回り、お尻の筋肉を揉んでみてください。それでコリがないか確認をします。もちろんそれ以外で、離れた部分のコリ(トリガーポイント)が痛みにつながっているケースもあります。いずれにしても、体のどこにコリがあるのかをしっかり確認してから、ほぐすことがポイントです。

 

さて、今すぐできる対処法ですから、そんなに深刻ではない状態の坐骨神経痛の場合だと考えてください。ストレッチで改善する可能性のある坐骨神経痛は、前述した梨状筋症候群、仙腸関節障害に加え、筋肉の緊張、原因がよくわからない坐骨神経痛、となります。

 

原因となる筋肉の緊張をほぐすわけです。診察の結果によりますが、日頃の取り組みで改善する可能性があるということです。

 

「原因がよくわからない坐骨神経痛」ですが、判断としては、痛みが治まっている状態であり、かつストレッチが軽くできる状態なら行ってください。

 

まずはハムストリング(太もも後ろの筋肉)のストレッチです。仰向け姿勢で横になり、右ひざを曲げ、右足のかかと部分にタオルを回し、タオルの両側を両手で持ちます。肩に力を入れないようにしながら、膝を伸ばしていき、上半身を床へつけてください。無理に引っ張る必要はありません。左右両方とも20~40秒程度行ってください。

 

次は内転筋のストレッチですが、大リーグのイチロー選手が普段実施していることでも有名なストレッチです。ももの内側を伸ばすので、ガニ股の中腰姿勢になり、両手をヒザに置いてください。相撲で四股をする時の感じです。そこから、上半身を左右に捻るストレッチです。左右両方とも20~40秒程度行ってください。

 

次は腰方形筋というお尻の内部の筋肉のストレッチです。開脚してすわった姿勢から右ひざを曲げ、右足の裏を左内ももに触れるようにします。左手で右ひざをつかみ、右手を頭の後ろへ回してください。この体勢から左側へ上半身を倒します。右のお尻を浮かさないようにしてください。左右両方とも20~40秒程度行います。こうしたストレッチで症状を改善させていきます。