坐骨神経痛はストレッチで治る!

梨状筋症候群のストレッチ

 

 

さて、表題に沿っていきますが、ストレッチで改善する可能性のある坐骨神経痛があるのです。医師の診察の結果、日頃の取り組みで改善する可能性のあるものということで、それは梨状筋症候群と、仙腸関節障害、筋肉の緊張、そして原因がよくわからない坐骨神経痛ということになります。

 

梨状筋というのは、仙骨と太ももの外側の付け根(大転子)をつないでいる筋です。この梨状筋が、日常の姿勢の不良や疲労などからコリ固まってしまい、それで神経を刺激する状態が梨状筋症候群です。位置としては、お尻の少し上から外側のくぼみ周辺で、ここに痺れがでます。

 

梨状筋症候群なのかどうかは、診察によって椎間板ヘルニアとの区別がされます。実際に自分では椎間板ヘルニアだと思っていても、実は梨状筋症候群だったという場合もあります。梨状筋症候群は年齢層が広く、若年層から高齢層まで誰にでも可能性があります。スポーツで発生することも多い症状です。

 

また、珍しいケースですが、梨状筋の中を坐骨神経が貫いている状態の人もいます。このような人のお場合は梨状筋症候群になりやすいとされています。それでも、手術によって完治することが可能なので心配は要りません。

 

軽い場合はストレッチでも改善できます。梨状筋はお尻の最上部の奥深くの筋肉なので、実際に触って行うストレッチは困難ですが、お尻の横の奥深くにストレッチがかかるように行うことで効果があります。

 

まず、床に仰向けになり、右膝を右手で持ち、左手で右足首を持ちます。これで右肩の方へヒザを引き上げていきます。左のお尻りが床から浮かないように注意して、20~40秒程度、同様に左膝も行いましょう。

 

次も仰向けの姿勢から行います。まず右足のかかとを左ヒザの上へ置き、左手で右ももの外側を持ちます。そして左肩の方へ引いていきます。右のお尻が床から離れないよう注意して、20~40秒程度、左も同様に行いましょう。