坐骨神経痛はストレッチで治る!

仙腸関節障害のストレッチ

 

 

仙腸関節障害もストレッチで改善する可能性のある症状です。仙腸関節というのは、骨盤を構成している仙骨と腸骨をつないでいる関節のことです。この関節が普段の運動不足や悪い姿勢をし続けることなどから正常な機能が果たせなくなり、それで腰やお尻の痛みを発生させるのです。

 

急に立ち上がったり、歩き出そうとしたりする時にも痛みが出るケースがあります。これもやはり年齢性別に関係なく広い年齢層で発生します。

 

さて、仙腸関節障害改善のためのストレッチですが、仙腸関節というのは、前項で説明した梨状筋の近くで、尾骨から外側上方45度のあたりにあります。つまり、背骨に最も近い場所の関節ということになります。ストレッチもこの部分にアプローチする感じで行います。

 

ただし、仙腸関節は可動域が極めて少しなので、動いているのを感じるレベルではありません。

 

まず、仰向けで両膝をまげます。膝の裏側で手を抱え、上半身は床から離れないようにしながら、次第に上半身へ近づけます。そして膝を胸に近づけるよう小刻みに弾ませて左右10回ずつ行います。

 

次はうつぶせになります。肩の横で手をつき、おへそから下が床から離れる程度まで上半身を起こします。床を両手で押しますが、あまり肩に力が入らないように注意しながら20~40秒程度行います。

 

今度は仰向けで両膝を立てます。膝頭をそろえ、その状態で左右交互に倒していきます。倒す程度はお尻や腰が浮かないレベルです。ゆっくり左右10回行います。

 

ストレッチではありませんが、仙腸関節の周辺を強く揉むと症状が解消される場合もあるとされていますので、これも試してみてください。